2012年10月4日
山形・庄内秋'12 アオリイカ 第5戦
月夜の凪。
風裏となる自分的な有望磯数箇所には先客。
とある岬状の磯へ入る。
パラフィン紙を透したような居待月がぼんやりとあたりを照らしていて、やや強い風(北東 7~8m/s)が吹いている。そして時折、その倍くらいの爆風が駆け抜ける。
潮はゆるゆると流れているが、難点は風と逆方向。
風が表層を波立てていて、まるで2枚潮のような様相。
正直なところ非常に釣りづらいが、それは人間にとってのこと。
水温もこの時期としてはまだまだ高く(25℃前後)、小魚もシャローにいる、イカにとっては水中はまさにパラダイス・・・と考えればコンディションは悪くない、どころか、潮も流れているので絶好に思える。
ラインメンディングしながら、「このまま釣れなかったら・・・風が強すぎて釣りにならなかった、って釣行記に書いちゃえば」と言い訳を考えている自分。むしろメンディングすべきなのは自分のこころ、とすぐさまそんなネガティブな思考を打ち消す。
自分の技量の範囲内で、出来る限りの風対策をしながら水中を探る。
ラインを通して伝わる水中の情報を脳内で具現化していく。
幾多にも及ぶファクター。
パズルをあわせるような作業。
真の正解なんて存在しないのだろうが、それに近づけるように戦略を組み立てていく。
独り、深夜にそんな試行錯誤を愉しむ旬魚釣行イズム。
エギのチョイス、そしてプレゼンテーション、操作。
すべてがシンクロしはじめると、結果は『ドンッ!』とでるから嬉しい。
本来、この胴20upが連発するこの時期ならばMクラスなのだろうが、そのメインロッドが先週折れてしまい、メーカー送りのため、サブのMLクラスを使っていたが・・・。
かなり楽しめた一杯。今日イチの胴長22cmは473g(自宅にて)を計測。C&Eを標榜とする旬魚釣行的には『サイズ<食味』だけれど、釣り師としては、これはこれでもちろん嬉しい。
朝マズメのうちだが、十分満足したし、予定などを考えてストップフィッシング。
気温的にも17~20℃と過ごしやすく、そしてまた、楽しい釣りができたことに感謝しながら、車に戻り仮眠。産直経由で帰路へ。
■CONDITION
2012年10月4日 2:00am~5:00am
天候:うす曇り
海況:波高0.5m~1.0m
月齢:18
潮汐:中潮
場所:鶴岡市
■TACKLE DATA
ROD:ダイコー トラッドアーツエギング TGES-832ML
REEL:シマノ コンプレックスCi4 2500HGS-F6
LINE:CASTAWAY PE0.6号+リーダーフロロ2.5号
LURE:餌木3.0~3.5号
■RESULT
アオリイカ 胴長15~22cm 約30杯
■After Fishing
■MENU:アオリイカと海老クリームソースのパスタ 庄内野菜沿え
海老でダシをとって作った濃厚なトマトクリームソースをベースに、アオリイカを、オリーブ油・ミックスハーブ・岩塩で軽く炒め、産直で買い求めた庄内の朝採りサラダカラシ菜と、さっと茹でたアスパラなどの新鮮野菜をトッピング。冷えたシャブリ(Chablis)とともに至福の時間。
【ワイン王国で★★★★★(5ッ星)の最高評価を獲得!】[2008]シャブリマリー・ベランジェール... |